調査

地質調査、斜面防災調査、物理探査、水文調査を中心に各種調査を実施しており、その結果に基づく解析、対策工検討までの一連業務について、他部門と連携し対応しています。また、地すべり地・道路法面・急傾斜地においては、防災対策に積極的に取組み、国土保全に貢献しています。

●地質調査・物理探査・地下水調査・水文調査・土質試験・岩石試験
●ロープアクセスによる岩盤調査・法面調査・対策工検討
●地すべり調査観測・解析・地すべり対策工検討・自動観測システム構築
●軟弱地盤調査・解析・対策工検討

1. 物理探査

地盤の物理量を測定し、そのデータを処理・解析することによって、地質構造や地盤の硬軟、亀裂の発達程度、地下水分布状況を推定する調査手法です。“面(2次元)”“空間(3次元)”の情報を非破壊で得ることが可能です。
 ・弾性波探査
 ・比抵抗2次元探査(電気探査)
 ・電磁探査
 ・表面波探査(高密度表面波探査・レイリー波探査)
 ・電気検層

  • 高密度表面波探査 高密度表面波探査
  • レーリー波探査 レイリー波探査
  • 弾性波探査測定作業 弾性波探査測定作業
  • 物理探査解析結果 物理探査解析結果

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2. GIS・古洞(石炭採掘跡空洞)対策

GISによる空間解析を活用した古洞調査及び対策

弊社では、古洞調査・対策に関し長い歴史と豊富な実績を有しており、鉱山開発や石炭鉱害復旧事業等を通じ蓄積されたデータや採掘履歴資料により、非常に困難といわれる古洞分布の特定を精度よく実施しています。

〈古洞対策工法〉

 ・開削埋戻し工法
 ・充填工法
 ・床版工法
 ・基礎杭貫通工法

GISを用いた3次元空間解析

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3. 地質調査

陸上はもとより、水上及び海上構造物を対象とした地質調査も実施しています。

  • 引船によるスパット台船曳航状況 引船によるスパット台船曳航状況
  • 橋梁基礎調査のための海上ボーリング事例 橋梁基礎調査のための海上ボーリング事例

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4. 岩盤斜面調査

ロープアクセスにより急崖斜面調査も対応します。

クライマー

〈斜面調査への適用〉
近年、老朽化法面が増加しており、30年以上経過した法面が全体の60%以上を占めています。法面防災及び維持補修は喫緊の課題であり、ロープアクセス調査による現状把握は、的確な対策工法選定に有効です。

岩盤スケッチ

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5. 地すべり調査解析設計

地すべりは、我が国の脆弱な地形・地質条件の中で全国的に発生し、多くの生命や財産を奪い、多額の事業費を必要とします。弊社では、従前から数多くの地すべり地において、地表踏査、地質・地下水調査、地すべり観測、地すべり機構解析、地すべり対策工の設計を実施しています。特に最近では、無線やメールサーバーを活用した地すべり自動観測システムを導入し、地すべり地の変位状況をどこからでもタイムリーにモニタリングできる技術を構築しております。

地すべり三次元解析

地すべり三次元解析を行い、どの領域の安全率が最も低いのか、どの位置に対策工を施せば最も効果的であるのかなどの解析・評価を行います。

マルチコプター

弊社所有のマルチコプター(ラジコンヘリ)により一眼レフカメラによる空撮を行います。
地すべり等災害発生時の状況確認、工事施工後の土木施設完成写真または社屋、ソーラー施設等の空中写真等、幅広く対応致します。
使用機材
マルチコプター(RAP-650X320KVカーボンフレーム製アンプ、GPS:DJI NAZA-M V2、モーター:TAROT 4114-11 KV:320 ×4、プロペラ:15インチP5.5カーボンペラ(r=19cm) ×4)
デジタルカメラ(ニコン一眼レフデジタルカメラ:Nikon D3300、単焦点レンズ:Nikon AF NIKKOR 24mm

  • 地すべり被害状況 地すべり被害状況
  • 地すべり自動観測システム 地すべり自動観測システム
  • 地すべり対策施工状況 地すべり対策施工状況
  • マルチコプター本体 マルチコプター本体
  • 飛行状況 飛行状況

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6. 軟弱地盤技術解析

河川計画、道路計画、構造物設計において、軟弱地盤に対する調査、解析、対策工設計及び計測を実施しています。
 ・盛土の安定解析
 ・沈下解析
 ・液状化解析
 ・変形解析(FEM解析)
 ・浸透流解析

地盤解析

軟弱地盤上の高盛土

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