公共性の高い社会資本（インフラストラクチャー）は、国民の財産でもあります。
この重要なインフラ整備に、日鉄鉱コンサルタント株式会社 建設コンサルタント部門は、品質向上・自然との融合をモットーに誠意をもって貢献しています。
九州本社を中心に本社建設技術部、福岡支店、東北支店において、インフラ整備を中心とした建設コンサルタントとして測量・調査・設計業務を行っています。
震災復興に関しても東北支店を中心に建設コンサルタント部門を挙げて尽力しています。
また、３本柱の連携として、建設コンサルタント部門は資源コンサルタント部門と海外インフラ調査で連携し、大口径掘削 ・地熱部門と造成計画等で連携しています。

道路、トンネル、橋梁、河川、港湾、上下水道などの建設プロジェクト及びインフラ整備において、企画、調査、設計、維持管理に至るまで一貫したコンサルティングサービスを提供しています。
維持補修の分野では、橋梁点検、トンネル点検、河川構造物点検、道路法面点検において点検から必要に応じ詳細調査、対策工の設計まで行い、アセットマネジメントに貢献しています。
また、防災設計の分野においては、測量・調査部門と連携して地すべり・急傾斜地対策設計等、安全で安心できる国土の維持に取り組んでいます。

弊社資源コンサルタント部門は、会社創立以来、金属・非金属・レアメタル・石炭など数多くの鉱物資源探査案件および鉱山開発調査案件を手掛けており、我が国への鉱物資源の安定供給に貢献できるよう、真摯に業務に取り組んでいます。
発注者は、親会社である日鉄鉱業株式会社を始め、民間企業、官公庁など多岐にわたります。
また、対象地域は、南米・アジア・アフリカの国々と活躍の場が世界の広範囲にわたっております。
探査技術は地熱資源調査とも共通であり試錐技術者を擁する大口径掘削 ・地熱部門と、鉱山周辺インフラの検討では、道路・橋梁などのインフラ調査・概略設計で建設コンサルタント部門とも連携しています。

我が社では、これらの全ての鉱物資源探査技術および鉱山開発調査技術に対応できるよう、極めて高い専門性を持った多数の技術者を擁し、お客様からのご相談・ご依頼にお応えしています。

安定した良質な地熱資源を見つけることは意外に難しく、地下の調査に熟知した技術と経験が必要です。
当社は長年、地熱エネルギーの開発利用のために、多くの事業を手がけて、地熱資源調査から掘削・操業管理まで、総合的な地熱資源開発の技術を提供しております。
この技術の蓄積をベースに、当社は九州地方を中心に全国各地において地熱調査井・地熱生産井・地熱還元井を掘削した実績を保有し、これらの地熱坑井において噴気に成功し、地熱エネルギー開発に大いに寄与しています。
また、平成25年には、日本初の5000ｍ級地熱専用大口径掘削装置を導入し、設備面でも万全の体制を整えました。

今後は、高い評価を受けている資源調査・探査技術を有する資源コンサルタント部門、周辺インフラ整備や造成計画に強みを持つ建設コンサルタント部門と連携を図りながら、更なる飛躍を目指します。